我が「３．１１」から一年観

　今日は、いわゆる３．１１から一年。新聞も
そうだが、テレビなんか一日中、そればかりだ。

　そこに、被災地への想いってあるのかなって
思う。
　なんか、国中上げて、やらなければならないとか、
とにかく、いわゆる“空気”ってやつで、やっている気が
する。

　関西だからかもしれないが、街中は、全く普通に
にぎわっていた。
　あの時間に、皆がどうするのかと、関西のデパ地下では
トップであろう混み合う某百貨店の食料品売り場に行ってみた。
その時間に黙祷うんぬんの店内放送。している人も
ごくたまにいたが、一割にも満たないどころか、数パーセント
さえあやしい。客がそんなんだから、店員は言わずもがな。
　“空気”で、多くがやるかと思ったが、やはり、国民は分かって
いるのか！？　もう一度書くが、被災地から遠い関西だからか…。
まあ、日本人らしく、心情を表に出さず、心の中で思っているの
だろうとも思う。自分は、そうだ。
　こんな状態を、また、新聞やテレビは、「皆が黙祷した」風に
報道するのか。そういうわざとらしさが腹立たしい。

　被災地を忘れたとか、被災者の心情を逆撫でするつもりで
書いたのではない。むしろ、商業主義やプロパガンダ的なものに
載せるのが嫌いなだけだ。

　とにもかくにも、日本の多くの地域にとっては、今後、
大地震は、明日は我が身だ。