成人の日の新聞の社説に思う。

　自分が新聞に関心をもち読むようになって
以来（以前は２紙、ここ数年は３紙読んでいる）、
毎年のことだろう、成人の日の社説に思うことが
ある。
　
　「成人の日を迎えた君たちへ」的な内容が、
つらつらと、上から目線の説教じみた文章で
成人になった者に語るように書かれている。
　「かくかくしかじか、こうこうこうでがんばって
ほしい」」「我々の頃は、こうだった」みたいな…。
まさに、こんな口調でだ。
　
　「お前ら、何様のつもりや！」と、毎年、腹立た
しい。
　言うても、その成人になった者も読者や！　お前らの
客や！　そもそも、その社説はおろか、新聞を読んでもら
えているって前提で書いていることが傲慢や。

　歳を喰うてるからって偉いってもんじゃない！　定年退職後、
自分の立場を失った者が、その存在を示すべく、メーカーの
サービスセンターに、商品のクレームと称し、アドバイスか
提案のつもりで、長電話するクソ老人と一緒やないか！　

　数年後か１０年後か２０年後か知らんが、今の若者含め現役世代
である３人か２人かに迷惑かけるレガシーコストの１人やろ！　
　若者に媚びるのは問題と思うが、新聞ごときのメディアの一部が、
上から目線で言うのは、おかしい。しんぶんは、そんなに権威か！
　そういうことを言うのは、自分の子供や身近な若者になら
いいと思う。もっとも、自分の子供に、そんなこと言うどころか縮み
あがって何も言えず、バカにされてるのだろうが。

　自分は、もはや、若者の部類に入らないだろう。そういう自分でさえ、
醜く思う。
　老人をいたわらないことがいいことではないだろうが、少なくとも、
新聞や世間の、歳を喰うてるだけで偉いという勘違いは、おかしい。
しかし、若者は若者で、若いってだけで偉いんや！　説教する前に、
自分の足下を見ろ！